ペイパルマフィアのボス“ピーター・ティール”。
“ZERO TO ONE”を読み、その考え方の深さに触れ、びっくりしたことを鮮明に覚えています。
今回は、“ZERO TO ONE”の出版から数年経った彼の考え方の変化を知りたいと興味が湧きだし、書店でついつい本書を手に取ってしまいました。
結論、この人は何もブレることなく、走り続けていました。
競争をしない
ティールと言えばこの発想、“競争はせず、先ずは小さなマーケットから独占を目指す”という考え方。
この考え方に出合ってから、私の人生も大きく変化しました。
具体的に言えば有名なグローバルファームを辞め、ニッチな市場で仕事を始めました。
逆張り
ティールは“逆張り”が肝であると、本書の中でも書かれていました。
私はこの表現が、ギャンブル性を感じ、あまりピンときません。
ティールの発想は、「賛成する人がいない、大切な真実とは何か?」というものであり、“一般人の思考の限界を超えた人物“という表現の方がしっくりくるように感じます。
周りにいる人間と長く付き合う
一緒に働く人は、長く付き合いがあり、お互いを良く知っていることが大事であるとティールは論じています。
それと同時に、周りにいる人間とは長く付き合うものであるという心構えが必要であるという点について、とても参考になりました。
普段、ついつい業務的に接してしまったりすることもあるので、気を付けたいと思いました。
最後に
正直、この本は結構読みにくいです。そのため所々飛ばしながら読みました。
ドイツ語から翻訳された本だからなのかな。
時系列と事象が五月雨式になっていてます。
ティールに関して詳しくないと、内容がなかなかクリアにならないような気もします。
私の理解力不足も大きいですが・・・。