ラグビーワールドカップの歴史的快進撃を覚えていますでしょうか。
強豪南アフリカ代表に勝利したとき、“やればできる”とはどういうことかを私たちに教えてくれた気がします。
本書では、当時日本代表ヘッドコーチであったエディー・ジョーンズが、勝つための考え方を説いています。
この考え方は、あらゆるビジネスシーンでも参考になると強く感じました。
学生時代の部活動を思い出すと同時に、私が学生時代にこの本を読んでいたら、もっと違う景色が見えたのではないかと感じました。
課題をクリアにする
コンサル時代、現状と理想のギャップを解決することが仕事であり、その解決には、Q(質問)に対するA(答え)を正しく導く必要があると教わりました。
抽象的で意味不明になっていますね。(またどこかで詳しく書きたいと思います。)
ビジネスでは、現状と目標のギャップを埋めるための課題を明確にして、初めて組織が向上するために走り出せる、ということを理解する必要があります。
一対一のコミュニケーション
全体会議を完全に不要と言うわけではないのですが、やはり、何かを良くしたいと本気で考えるのであれば、ミーティングは個別に行うべきだと考えます。
あるプロ野球球団で、全体ミーティングの大半を廃止し、選手と個別でミーティングをすることで、その成績を劇的に改善させた話があります。
何気なく大人数でやってしまう会議も、一度立ち止まって、本当に必要とする内容を当事者個人に伝えるという行動を取ることが、成長を求める組織には必要であると改めて感じました。
欠点は条件の一つにしか過ぎない
戦略を練る上で、チームの欠点にばかり話が集中してしまうことがあります。
人が足りない、工場が古い等、何故か欠点ばかりに目が向き、ネガティブな感情が湧いてきてしまいます。
考え方として、欠点は勝負における条件でしかなく、それを踏まえてどのように戦うかが重要になってくると理解することで、また前を向ける気がしました。
最後に
目標と現状をクリアにした上で、その課題を特定しハードワークするという考え方は、完璧以外の何物でもないと感じました。