日本電産と聞いて、「え、NEC?」
と勘違いをした方はかなり多いのではないでしょうか。
日本電産の創業者である永守さんは、京セラの稲盛さんとの対談等、有名な人物であり、ご存じの方は多いのではないでしょうか。
本書を読んで、永守さんの“気持ちの強さ、芯の強さ”を感じました。
また、この強さの背景となる考え方についても知ることができ、経営の前線で戦う人の心構えを学ぶことができました。
是非、成功する人、結果を残せる人の思考回路に触れてみてください。
人生、山あり谷あり
人生では、良いことと悪いことが交互に起こる。
私自身の人生を振り返ってみても、このことは頷けます。(短い人生ですが)
この振れ幅が大きい人、小さい人の差はあると思いますが、悪いことがあったときのメンタリティーとして、次に必ず良いことがやってくるので、絶対に乗り越えようと考えられるかは後に大きな差を生むのかもしれません。
主語が“私”であること
5年以上前に、ある経営者の方に、
「お前の言っていることは、主語が分からない。自分の事として物事を捉えているか?」
と言われたのを思い出しました。
言われた瞬間はお酒も入っていたので理解できていなかったのですが、家に帰り、もう一度よく考えてみると、今まで自分か如何にいい加減に仕事を考えていたことに気付かされた記憶が鮮明にあります。
ある外資系投資ファンド出身で、現在は事業会社役員の方も、“圧倒的な当事者意識が大事”と言っており、上記と同じ意味であると思います。
社会では、感想ばかり述べていて、自分はどのように考えているか、どうしていくべきだと考えているかという点が欠けている人が多くいるように感じています。
もし仮に、当事者意識の高い人が日本に多くいるとしたら、GDPもアメリカ、中国と競り合っているはずですよね。頑張りたいです。
最後に
現代の日本に欠けている思考であると感じる一方、今の時代でそのまま経営にアウトプットすると、良くない方向に行くかもしれないので、ご自身の判断で決断願います!