心配事って尽きないですよね。
私も細かいことが気になってしまい、不用意に心配になることが良くあります。
そんな中、書店で“心配事の9割は起らない”というタイトルの本に出合いました。
「確かに、心配事って意外と起こらないよな。」と、その場で勇気付けられたのを覚えています。
しかし、実際に読んでみると、「人が心配に思っていることが、実際に起こる確率は低い」とかゆう内容とは、全然違う内容の本でした・・・。
本書は“禅”の教えについて、具体的な実例を基に書かれた「人生をより豊かに過ごす」ためのマニュアル本という印象です。
その点でいうと、“孫氏の兵法”のマイルドバージョンというイメージで読まれると、スッと内容が入ってくるかと思います。
夜は何もしない
イチローさんがあるインタビューで、「夜に考え事をしてはダメ。“寝ないで考えました”と言っている人は信用できない。」と言っていたのがとても印象的だったのを覚えています。
簡単に解説すると、夜は疲れているため、上手く思考が働かずマイナス思考が強くなってしまっており、考え事をするのは良くない。
また、寝ないで考えるということは、思考能力が絶不調なときに考えている内容であり、良い発想はできないということ。
私がいたコンサル業界では、長時間仕事をすること、寝ないで仕事することが美学であるような発想の人が一定量いたのは事実で、そういう人に限って、ミーティングの場で「それってどういう意味ですか?もう少し分かり易く説明頂けますか?」ということを言ってくる印象です。
寝てないから、思考が追い付かなくなってしまっているというのが、その発言の真相なのではないかと感じていました。
寝ないで仕事する人には仕事を依頼するのはやめときましょう。
損得勘定が先行する人
“GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代“という本でも近いことが書かれているのですが、「これをすることで私は得をするか、もしくは損をするか」という側面でのみ物事を考えている人は豊かになれないという現実。
私も、これまでは損得を一致させるように、GIVE & TAKEを一致させるように考えていた一人なのでよく分かるのですが、この感覚でいるうちは全然前に進めないというのが真実だと思います。
この感覚の人と一緒にいると、色々なものを吸い取られてしまうので、なるべく回避しましょう。
最後に
結局、“心配しても仕方ない”と考えられる人が強いと思います。