勝負事に強い人っていませんか。
学生時代であれば、強豪校ってどうしていつも試合に勝てるのだろう。進学校は何でいつも東大へ進学する人がいるのだろう。
社会に出てみると、この人はどうして営業成績がいつもいいのだろう。おまけにゴルフ、麻雀まで強いのか、カラオケ行っても歌うま過ぎてスターだ。
世の中では、このような不思議な事象が、まるでマンガのように起きています。
皆さんも薄々気付いているのではないでしょうか。そう、勝つには当然理由があるのです。
幼い頃、偶然にも勝負に勝つことで、その勝ち方を学べた人も結構いると思います。そのような人は、本書は不要でしょう。
何故か勝負事に弱いな。勝っても続かないな。と感じている人は、本書を読み、勝負の勝ち方を体系的に理解してみてはいかがでしょうか。
敢えて隙を見せる
戦いの最中、敢えて隙を見せることでこちらの思い通りに事が運ぶという内容なのですが、こちらは“志高く 孫正義正伝 決定版”でも同じような内容が出てきていました。
交渉相手に対して、自然とチャーミングな一面(隙を見せる)が出てしまうソフトバンクの孫さんは、結果的に交渉をうまく運ぶことに繋がったというものですが、勝負に勝つ人はこのようなことができるのだなと再認識しました。
競合しない市場で戦う
競争相手の少ない分野で戦うことで、勝負に勝つ可能性を高めるといった内容の記載があります。
「そりゃ、そうだよな。」と感じる人も多いかと思います。しかし、そのような人に限って、レッドオーシャンで競争をしているケースって多いのではないでしょうか。
“ZERO to ONE”で“ピーター・ティール”も同じことを説明しているのですが、結局、市場は2つしかなく、“完全競争”か、“独占”なのです。
最後に
このような自己啓発本は、どれも似たような内容に収斂されるように感じてきました。
実際に“孫氏の兵法“を完璧に模倣したら、天下統一も夢ではないかもしれません。