最近は、丸の内の丸善から日本橋の丸善に本を探しに行く機会が増えました。
理由は、家から近いということもありますが、丸の内の丸善に置いてある本が、あまり目新しく感じなくなったのも原因しているように感じています。
日本橋の丸善に、おすすめの本として店員さんが推薦していた
“本田宗一郎 やってみもせんで、何がわかる”
という本に目が留まりました。
Hondaの創業者である“本田宗一郎”という人物を知りたい、経営者としてのスピリッツを感じたい、と思いこの本を手に取ってしまいました。
激烈に働く
やはり予想通り、高度経済成長を駆け抜けてきた会社あるあるはこの会社も例外ではありませんでした。
社長以下、全てのメンバーがかなりのハードワークを行っていました。
そんなエネルギー創出の秘訣が以下のように表現されていました。
“二階に上げ、はしごを外して、下から火をつける“
強烈です。
休養は必須
戦後、本田宗一郎さんは“一年間の人間休業”を宣言し、本当に一年間働かない期間があったそうです。
人間には休むことが必要で、仕事から離れることで何か大きな力を得られるのかもしれないですね。
自分の悪い点に気付くセンス
“老害“という言葉は最近よく聞くようになった新しい言葉なのかと思っていたのですが、どうやら昔からあるみたいですね。
晩年、本田宗一郎さんもやや老害気味な発言や行動があったと記載されていました。
この症状は誰にでもあることだと思うのですが、ここからが一味違うところで、“小老害に自ら気付く”という一幕がこの本の中で書かれていました。
自分を客観視する能力が顕著に高い、故に世界で勝負ができる企業が作れたのだなと感じました。
最後に
Hondaのもう一人の天才である藤澤さんとの最期は、涙腺が緩みました。