堀江貴文(ホリエモン)という名前を聞いて、皆様はどのようなイメージをお持ちになるでしょうか。
ライブドア元社長、元祖ヒルズ族、ITバブル、時代の寵児、近鉄球団買収、フジテレビ買収、逮捕、等々。
ITの凄い人、でもちょっと社会的なイメージは悪い人(これは偏見)。
そんなところでしょうか。
そんな堀江さんを生み出した家庭、育った環境、学生時代、等々、どのような考えを基に働いているのか、逮捕後にすべてがゼロとなった堀江さんが洗いざらい語っています。
特に“働く意味”については、非常に共感ができました。
ノリの良さ
ノリが良い人と悪い人とでは、得られる機会が違う。
親の方針で進路を決める、嫁が怒るから夜飲みに行けない、子供がいて休日は家から出られない・・・、という言葉を口にする人の中で、元々お金持ちの家系の出身者を除いて、経済的に成功している人を見たことがないです(たまたまかもしれません笑)。
飲み会の席で、仕事の話が決まることはとても多く、そこにいないだけでその機会を得られない人を良く目にしてきました。
だから飲みにいく訳ではないですが、ノリの悪い人は、チャンスを逸していることに気付くこともなく、時が過ぎて行っている可能性が高いです。
ノリの良さは、“バカになる”能力でもあるかもしれません。普通に考えたら、そんなことはしない方がいいとかいう思考が始まってしまうと、ノリ良く何ごとにも取り組むことはできないと思います。
自信とは
どうしたら自信が付くのか。
自信という言葉を、“自分”を“信用”すると分解して説明されている本を初めて読んだ気がします。
自分を信じるためには、“小さな成功体験を積む”ことが必要であるとも記載があります。
失敗や成功を経験するためには、その機会が必要になります。
これも上記の“ノリの良さ”と関連していると感じます。
何か楽しそうだなと素直に感じられる力が、何かに取り組む活力を生み出し、その取り組んだ結果が経験になり、自信に繋がる。そんな感じなのでしょうか。
最後に
あんなに頭が良いホリエモンが、どうしてそんなに不器用なことをしてしまうのか。
よくテレビを見ていた時代に抱いていたホリエモンの印象は、正直あまり良くなかったのですが、この本を読んで、ホリエモンがどうしてこのような行動を取るのか理解ができました。
自分をさらけ出すブランディングの第一人者は、ホリエモンなのではないでしょうか。