経営者は、どんな人がなるのだろう。
自分は、経営者に相応しい人材なのか。将来なれるのか。
そんなことを考えている時点で、もしかしたら経営者には向いていないのかもしれませんが、ビジネスマンなら誰でも、経営者に憧れるのではないでしょうか。
経営者になりたいと思って、実際に経営の勉強をされている方は、ほんの一握りだと思います。経営者の方は、「実際に経営してみないと、分からないことの方が多い」とよく言いますが、何らかの形で経営について勉強されている方がほとんどであるように感じます。
逆の発想だと、経営者になるために行動している方は、経営者になる可能性がとても高いのではないでしょうか。
経営について学ぶためにはどうすれば?
やっぱり、“ドラッカー”でしょう!ということで、2回目のドラッカー本を読んでみました。
本書では、誰もが憧れる、そして、若いビジネスマンにとっては未知の領域である、“経営者”の条件について書かれています。
この本を読んで、経営者になる準備を始めてみてはいかがでしょうか。
能力の習得はいつからでもでき、成果はあげられる
能力と聞いて、野球でいう大谷翔平選手、サッカーでいうメッシ選手のような、特別な能力をイメージする方もいらっしゃるかと思いますが、ここで書かれている能力とは、人並みの能力であり、ビジネスで成果をあげるためのものを指しています。
ビジネスで成果をあげる能力は、習慣が重要テーマとなります。
習慣といえば、“7つの習慣”という名著がありますが、人間はやはり習慣の生き物であり、正しい習慣を身に着けることが、成果に直結するのだなと、再認識しました。
これは極論かもしれませんが、本書に書かれている内容の根源を辿ると、7つの習慣をはじめとした、世界的に有名な自己啓発本と同じではないか、というようにも感じました。
集中と多動
「最も重要なことに集中しろ。」
「色んなことをやってみろ。」
この2つの言葉は、一見すると「どっちだよ。」となりかねないですが、私は、どっちもその通りで、どちらが正しい、間違っているではないと考えます。
ここ一番の交渉、社運を賭けた研究開発、生死を分けるオペ、等々。これはどんなことがあっても、最大限に集中して取り組まなくてはならないし、他のことを考えながらの作業的な位置付けでは、高いパフォーマンスを生むことはできないでしょう。
この場面に巡り合う人は、恐らく、“交渉のキーマン”、“研究のスペシャリスト”、“名医”であり、各分野のエース、ビジネスでいう経営者という立場にある人に多く求められるものであると思います。
なので、そこまでたどり着いていない人は、いろんなことに積極的に取り組む必要があり、かつ、取り組む時間も体力もあるかと思います。
そのステージにいる若手、将来の経営者には、多動力の方が求められるような気がしましたが、皆様はこの2つの言葉をどのように感じますでしょうか。
最後に
ロングセラーの名著、特にアメリカの自己啓発系の本は、内容に共通点があるように感じてきました。
これは、興味を持って読書ができなくなっていく一方で、知識が積み上がってきている証拠であると、いいように解釈することにします。笑